結婚をする前に妊娠をしてしまうカップルも多く、今では当たり前に世に浸透している授かり婚。今回は、そんな授かり婚のメリットデメリットをご紹介していきたいと思います。また、今では妊娠中でも結婚式を挙げることに何の問題もないといわれていますが、そのスケジュールはどのように組んでいけば良いのかなど、詳しくまとめてみました!
授かり婚で結婚するまでに知っておきたいことは?
最近の結婚事情を見てみると、社会情勢の変化や晩婚化の流れによって、授かり婚のカップルが年々増えてきているようです。授かり婚には様々なケースがありますが、赤ちゃんができたことをきっかけにして結婚する授かり婚には意外とメリットも多く、また、反対にデメリットもあるようです。
今回はそんな授かり婚についてご紹介していきたいと思います!結婚はまだまだ先と考えている方にも、もしかしたらやってくるかもしれない授かり婚に備えて、チェックしておくと安心できるはずです!
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授かり婚ってどのような結婚のこと?
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授かり婚とは、入籍をする前に妊娠して、そのことがきっかけにより結婚するカップルのことを言います。おめでた婚、できちゃった婚など、様々な言い回しがありますが、まずは授かり婚について基礎知識をご紹介していきたいと思います。
妊娠をきっかけに結婚すること
授かり婚は、一昔前まではできちゃった婚、いわゆる「でき婚」とも言われていました。妊娠をきっかけに結婚することには変わりありませんが言い方に違いがあるのは、妊娠を望んでいて妊娠した場合を「授かり婚」、「おめでた婚」と呼び、妊娠を望んでいなかったのに妊娠した場合を「できちゃった婚」と使い分けている方が現代では多いようです。
子供ができたから結婚したというマイナスイメージを払拭するために、ウェディング業界が「授かり婚」という言葉を世に浸透させたという説もあるようです。
統計では20歳未満のカップルでは80%を超える
厚生労働省によると、妊娠期間よりも結婚期間が短い、つまり結婚前に妊娠している割合は、1980年には10.6%、2004年には26.7%と約20年間で増えていると統計が出ているようです。(この統計は、婚姻に占める割合ではありません。)
また、妊娠が分かった後の結婚は10代で結婚した約80%を超えるカップルが授かり婚だとされています。また、20代前半では約60%、20代後半では約20%、30代では約10%と、年齢が上がるほど減少していく傾向にあるようです。
授かり婚が全体に占める割合は4分の1
2012年には年間約12万人の方が授かり婚をしているようです。これは、第一子出生数の約25%を占めていて、つまり現代で結婚するカップルのおよそ4分の1のカップルが、結婚前に妊娠をしているという結果となっています。いかに、現代で授かり婚が珍しくないかということがお分かりいただけるのではないでしょうか。
授かり婚の離婚率は高め?一説では8割とも言われている
授かり婚では結婚と妊娠という2つの幸せが同時にやってきます。夫と子供に恵まれて、幸せな家庭を築いている方ももちろんいらっしゃいますが、実は授かり婚は離婚率が高いとも言われていて、一説によると結婚後5年で8割のカップルが離婚しているとも言われているようです。
授かり婚が増加するのは晩婚化などが原因
予期せぬ妊娠や、結婚と妊娠の順番が逆になってしまうということは、必ずしも良いことばかりではないでしょう。しかし、授かり婚が増加する原因としては、現代の晩婚化の流れや、授かり婚をする芸能人が増えていることにも関係があるようです。
芸能界では、木村拓哉・工藤静香をはじめ、辻希美・杉浦太陽、木村カエラ・瑛太、など多くの芸能人の授かり婚があり、それまで計画性がないのでは?と思われていた授かり婚に明るいイメージができたということも、ここまで世の中に授かり婚が浸透した理由でしょう。
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授かり婚の意外な3つのメリット
授かり婚と言うと、マイナスイメージばかり思い浮かべる方も多いようですが、意外とメリットもたくさんあるようです。ここでは、授かり婚のメリットについてご紹介していきます。
結婚のきっかけができる
勢いやきっかけ、タイミングが大事だと言われる結婚。授かり婚の場合、赤ちゃんが結婚前にできるため、それまでなかなか結婚に踏み切れなかったカップルにとっては、子供ができたことで背中を後押しされて結果的に結婚へと進むことができて良かったという意見も多いようです。
赤ちゃんができたことで慌ててしまったり、不安になってしまう方も多いと思いますが、未来についてポジティブに考えてみると良いかもしれません。
結婚と出産の二重の喜びが一度で味わえる
結婚、出産という人生の中でも大きなターニングポイントが一気に来る授かり婚。結婚してから赤ちゃんが欲しいと思っていてもなかなかできないというカップルも多い中、授かり婚であれば子作りをしないと!と焦る必要もないでしょう。
結婚と出産が一度に味わえる授かり婚は、ダブルハッピー婚ともいわれているようです。結婚の目的としては、愛する男女が協力して子供を作って、子孫を繁栄させることにありますので、例え順序が逆であってもおめでたいことには変わりありません。
同じ目的を持つため、家族の絆が産まれやすい
自分たちの子供が産まれてくるとなると、やることもたくさん、そして、たくさんの感情が湧いてきます。新しい命への喜びを二人で感じることができて、出産への準備を協力して楽しむことができるでしょう。
また、妊娠してからの結婚は、産まれてくる赤ちゃんのために二人で覚悟ができて、二人の目的は同じ方向を向いていきます。そこには、家族の絆がきっとあるでしょう。女性は母になる自覚、そして、男性は、父親と夫になるという覚悟ができて心新たに新生活へと向けて動くことができるのも授かり婚の大きなメリットでしょう。
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知っておきたい授かり婚の3つのデメリット
授かり婚にはデメリットもあるといわれています。ここでは、授かり婚のデメリットについてもご紹介していきます。知っておくだけで、心構えやトラブルを避けることもできますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
シングルマザーになる可能性も
上記でもご紹介してきましたが、実は授かり婚は離婚率が高いとも言われています。妊娠したことを理由にあまり考えずに慌ただしく結婚してしまうと、将来離婚してシングルマザーになるという可能性も否定できません。
まずは、妊娠しなくても本当に結婚したい相手なのか、一緒に子育てをできる相手なのかをよく考えて結婚を考えてみましょう。妊娠が発覚して不安になる方も多いと思いますが、結婚という大きな出来事に対して冷静に判断することも必要です。
自分の自由な時間が少なくなる
授かり婚は年齢層が低い程、その割合は多いということをご紹介してきました。自分が若い時に妊娠して子供を産むと、自分の自由な時間が当分はなくなってしまいます。
周りの友人が遊んでいるのを見て羨ましいと思ったり、妊娠したことを後悔してしまうということもあるでしょう。授かり婚は、夫婦になるというだけでなく、母親、父親になるという決意が必要ですので、二人で良くイメージして話し合っておくことが大切です。
新生活への準備時間が短い
授かり婚の方は出産前に結婚式を挙げたり、新生活のために引越しをしたりと、本当に慌ただしい日々を送る方が多いようです。妊娠中で体調が不安定な中、新生活への準備時間が短いことでストレスを感じてしまうこともあるでしょう。仕事をしている方は職場の理解や家族のサポートなどが必要となる場合がありますので、周りの方にきちんと分かってもらうことも大切です。
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これで安心!授かり婚の結婚式までのスケジュールまとめ
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一生に一度はウェディングドレスを着たい!と思っている女性は多いもの。しかし、授かり婚をすると、その夢も諦めなければと思ってしまう方もいるのではないでしょうか?
しかし、心配しなくても、妊娠中でも結婚式をあげるカップルは意外と多いようです。授かり婚のカップルの場合、出産を頭において結婚式までのスケジュールを組まなければいけません。そこで、授かり婚の結婚式までのスケジュールをご紹介していきたいと思います。
妊婦さんとお腹の中の赤ちゃんの体調を最優先に
授かり婚での結婚式での場合、一番大切なのは妊婦であるママとお腹の中の赤ちゃんの体調を最優先にしなければ行けないということです。現代では、授かり婚をサポートしてくれるような結婚式場も増えていますし、マタニティ用のウェディングドレスもたくさんの種類があります。
そのため、なるべく妊婦さんに負担にならないような形で結婚式ができるように、結婚式までの流れや時期を結婚式場の関係者の方などと細かく相談をしながらプランを考えるようにすると良いでしょう。また、任せられるところは家族などの周りの方に協力をお願いして、無理のないようにしましょう。
両親への挨拶、顔合わせは誠意を持って
妊娠が発覚して、結婚への意思が固まったのであれば、両親への挨拶、両家の顔合わせが必須です。両家の了承がないままに結婚式探しをしてしまうのは無礼にあたるでしょう。
派手さがなく清潔感のある服装で、手土産はなるべくお互いの両親の好きなもので選ぶようにすると良いようです。また、親世代だとまだまだ授かり婚への理解が少ない場合もありますので、事前にお互いのプロフィールなどを伝えたり、挨拶の仕方や今後どのようにしていくのかということなどは二人でしっかり話し合っておくことが大切です。
両家へ報告が済んだのであれば、顔合わせを行うようにしましょう。しっかりと顔合わせをして、お互いの両親に対して誠意を示すことが重要です。お互いに結婚の意思があることをあらためて伝えて、結婚式の時期や結納の有無などを両家で相談するようにしましょう。
母子手帳の交付や産院の予約を忘れずに
母子手帳の交付は妊娠7〜12週頃に行われますが、婚姻届が出されていない場合には旧姓で妊娠届けを出すことになり、旧姓で名前を書かれてしまうことになります。新しい名字で名前を書きたいと思っている方は、役所の窓口で「入籍はまだなので新しい名字を後で書きたい」という意思を伝えて確認してみましょう。役所によっては鉛筆で書いてくれるところも多いようです。
また、忘れてはいけないのが産院を予約するタイミングです。新居の近くにするのか、里帰りをして出産をするのかなど、家族と事前にきちんと話し合っておくことが必要でしょう。
結婚式場や新居探しは男性主導が理想
両家の承諾が得られたのであれば、次は結婚式場を探しましょう。出産前に結婚式を挙げようと思っている場合には、できるだけ早めに式場を決めるようにすると良いでしょう。結婚式のタイミングは体調が安定してくる妊娠5〜6ヶ月の頃、またはお腹の膨らみが目立ってくる妊娠7〜8ヶ月頃がおすすめです。体調のトラブルが多い、妊娠初期や出産直前は控えるようにしましょう。
また、授かり婚ということで気分を害してしまっている両親もいらっしゃるでしょう。そういった場合、結婚式の演出でお互いの両親への手紙で気持ちを伝えるなど、二人でがんばっていこうという気持ちを真摯に伝えることが何より必要です。
そして、結婚式の準備と平行して、新居探しも忘れてはなりません。妊婦さんに負担がかからないように、男性主導で新居の準備を進めていくのが理想だとされています。特に、引越しの準備や環境の変化によって身体に負担がかからないよう、引越しの時期にも気を配るようにすると良いでしょう。
入籍は早めに、結婚式には疲労を溜めないような工夫を
授かり婚の場合には結婚式の準備や新居探しなど忙しいですが、ママと赤ちゃんの体調のことを考えると遅くても妊娠6ヶ月までには入籍をしておいた方が良いとされています。特に妊婦さんは心身ともに不安定になってしまうこともありますので、できるだけ早く入籍を済ませて安心感を持つことも必要でしょう。
また、結婚式の当日は緊張もしますし、疲れが溜まりやすくなってしまいます。妊婦さんはなるべく移動を少なくして、ドレスを着る前に休憩するなどして準備段階で疲労を溜めないようにすることも必要です。また、プログラムの中で授かり婚であることを公表するかどうかということなどは、事前に二人で話し合っておきましょう。妊娠を報告するとお祝いムードが高まりますし、座ったままスピーチを聞いたり休憩をしやすくなります。万が一のトラブルにも対応しやすいため、公表するのも良いかもしれません。
新婚旅行は決して無理をせず、出産後にしても良いでしょう。もしも行くと決めているのであれば、かかりつけのお医者さんに相談してから体調と相談しつつ決めるようにしましょう。
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授かり婚は今や一般的!?授かり婚で2つのハッピーを楽しもう!
いかがでしょうか?授かり婚になってしまった場合、不安な気持ちになってしまう方も多いようですが、授かり婚は昔に比べると一般的になってきているということが分かります。授かり婚の場合、ポジティブに結婚と出産という2つのハッピーを楽しむようにしましょう。
結婚の仕方は人それぞれで、メリットもデメリットもあるものです。また、結婚はどうやって結婚したかというより、どうやって幸せな結婚を続けていくかということに尽きますので、ぜひ二人で力を合わせて周りの理解を得て、幸せな結婚式を迎えてくださいね。ただし、くれぐれも妊婦さんとお腹の中の赤ちゃんの体調を一番に考えたスケジュールを立てるように気を付けましょう。