妊娠中、女性は赤ちゃんができた喜びと、出産に対する不安やストレスでいっぱいになってしまいます。日々大きくなっていくお腹や変化する体型、体調がすぐれなくなってしまう、分かってくれない旦那にイライラが溜まってしまうこともあります。しかし、この妊娠中のイライラには原因があるのです。ホルモンバランスの乱れや、子どもを守る本能が働くことなど…大切な旦那との話し合いについても紹介していきます。
妊娠中旦那にイライラしてしまうことはありませんか?
妊娠中になんだか旦那の行動や言動にイライラしてしまうことはありませんか?このイライラには、実は原因があります。ここでは、妊娠中のイライラや原因、解消法について紹介していきます。是非、参考にしてみて下さい。
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イライラしてしまう3つの原因って?
妊娠中に旦那にイライラしてしまうことも、感情や気もちの不一致だけではなく、実は原因があります。ここでは、考えられる有力な説とされる主な原因を紹介していきます。
ホルモンバランスの乱れ
生理中や生理前後に、イライラしてしまった経験がある女性はいるのではないでしょうか?これは、ホルモンバランスが影響しています。妊娠中も同様です。妊娠中や生理中も、2つのホルモンが重要となります。黄体ホルモンと卵胞ホルモンがたくさん分泌してしまうため、イライラしてしまうのです。
この2つのホルモンは、子宮にとっては大変重要です。黄体ホルモンは妊娠している状態を維持するという働きがあり、子宮を正常な状態に整えてくれます。卵胞ホルモンは、お腹にいる赤ちゃんの成長を促進する非常に大切な働きがあります。子宮も発育させてくれます。
不安やストレスからくるもの
妊娠すると、赤ちゃんができた!という喜びとともに、出産や子育てに対する不安が出てきてしまいます。これは初産の人だけではなく、何度か出産を経験している人にとっても不安があります。妊娠や出産に落ち着いて慣れることができる人は非常に稀です。
さらに、妊娠による体のだるさや体調不良により、妊娠前に比べて体が思うように動かなくなってしまいます。そんな中、旦那が飲み会や遊びにでかけてしまったり、男性にとっては難しい妊婦の気もちが全く分かっていない発言をされたり、ストレスも溜まってしまいます。
母性本能が強くなる
妊娠から出産にかけて、女性は非常に母性本能が強くなります。これは、女性は男性に比べて強く持ってしまうものです。この母性本能と旦那に対するイライラはどうかかわってくるのでしょうか?これは、狩猟時代にさかのぼります。
男性は狩猟(はたらき)にでかけ、女性は家を守る(家事)ということが役割でした。それが今の時代までずっと遺伝されています。女性は、子育てをして子どもと家を外部や敵から守らなければなりません。しかし、その子どもを守るという意識が強くなりすぎてしまい、自分以外のすべての人、それが家族や旦那であっても敵と思ってしまうようです。
狩猟時代には、もらい乳のように同じ時期の妊婦やお母さん同士で協力して子育てを行っていきました。今もママ友といったように、ママ同士で子育てにおいては敵と思わずに、仲間として過ごすことができます。これにより、イライラがつのり攻撃的になってしまいます。
ですが、これはお母さんになったという証であり、仕方がないことです。旦那や家族には理解をしてもらい、自分でもイライラしないように、こころがけてみましょう。
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妊娠中のイライラ時期・影響って?
ここでは、妊娠中どんな時期にイライラが強くなってしまうのか、さらに妊娠中のイライラがどんな影響を及ぼすのか、簡単に紹介していきます。
後期〜出産時期はイライラがMAX
妊娠初期も不安やストレスでイライラしてしまうことがありますが、割合として多いのは妊娠後期から出産時期にかけてがイライラがMAXになってしまうという説があります。これも、出産に向けてホルモンバランスが乱れてしまうことが原因のようです。
妊娠中のイライラは胎児に影響があることも
妊娠中にイライラしてしまうと、お腹の赤ちゃんに影響が出てしまう可能性があります。これは、ある程度想定範囲内のイライラはほとんど影響がありません。しかし、脳にやホルモンに影響が出てしまうほど大きストレスによるイライラは、ホルモンの悪影響がへその緒や胎盤を通じて、赤ちゃんに出てしまうことがあります。
妊娠中のイライラにより離婚!?
妊娠中の相談で多いのは、離婚事案があるようです。これは、女性からだけではなく、男性から離婚を切り出してしまうこともあります。妊娠中は女性が旦那にイライラしてしまい離婚を切り出すケースが考えられます。さらに、男性側は女性がイライラしてヒステリックになったり、当たってしまったりしたことで、旦那が傷ついてしまいことがあるからです。
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イライラ解消法を2つ紹介
妊娠中にイライラしないように気を付けていても、イライラしてしまうことがあります。ここでは、イライラしてしまったときの解消方法を説明していきます。
1人で抱え込まずに相談しましょう
まずは、誰かに自分のイライラを打ちあけてみましょう、1人で悩みを抱え込んではいけません。同じママ友で話し合うことで分かりあえることもあります。さらに、自分の親といった家族に先輩ママとして助言を聞くのもいいかもしれません。
全く関係のない友達や第三者に話すことで楽になることもあります。辛い場合は、助産師さんやカウンセラーに話を聞いてもらうこともおすすめします。大きなストレスや不安を抱えることで、赤ちゃんに悪影響が出てしまう場合も稀にあります。
リラックスや気分転換をしてみましょう
自分の趣味や好きなことに没頭することで、頭の中をすっきりと気分転換させてみましょう。体を激しく動かすことは医師と必ず相談をして行いましょう。裁縫・読書・音楽鑑賞など家の中でできることもたくさんあります。
入浴は妊娠中の冷えを改善でき、さらに体も心もリラックスできるのでおすすめです。しかし、妊婦の温泉や長風呂は体調や禁止されている場合があるので、無理はしないようにしましょう。
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話し合いが大切に!認識しておくべき3つのポイント
イライラの張本人である旦那とお話することが一番手っ取り早い方法ですが、とても難しいことではあります。旦那に理解を求め話し合う上で、女性が認識するべき考えられる重要なポイントを3つ紹介していきます。
1.「妊婦のイライラ=旦那が我慢するべきこと」ではない
妊娠中にイライラしてしまうことを、全面的に男性が我慢するということを要求しては、旦那さんも困惑または怒ってしまい、ケンカになってしまうこともあります。まずは、妊娠中にイライラしてしまう可能性があり、自分でも気を付ける意思があり、イライラしてしまったときはごめんなさい、ということを説明しましょう。
ホルモンバランスの乱れやストレス・不安で起こってしまうという原因を説明し、ただただ感情のままヒステリックを起こしたり、当たってしまったりするという訳ではないことを落ち着いて話してみましょう。
2.男性と女性の考え方は違う
いくら話し合いや説明をしても、男性と女性の考え方は異なるので完全に理解し合えることは難しいです。男性は体感的に感じるのは精子を残す・出産に立ち会う(赤ちゃんに会う)という行動があります。
女性は出産まで約10ヶ月間赤ちゃんと共に過ごします。体調も毎日変わっていき、お腹の変化も感じています。分かってほしい部分は筋を通した上で、男性と女性は違うから仕方がない!とあきらめる部分も必要です。
3.妊娠中のイライラは、子どもを守るための本能
妊娠中イライラしてしまう自分自身を責めてはいけません。旦那にイライラしても理解できない旦那が悪い!と開き直ってしまうこともよくありませんが、イライラしてしまうのは、赤ちゃんを守る・生きていく上での本能として起こってしまいます。イライラしないように気を付けることは大切ですが、イライラしてしまう自分が悪いとは思わないでください。
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イライラ解消にはお互いを理解しよう
ここでは、妊娠中の旦那に対するイライラについて、原因・影響・解消方法について紹介していきました。妊娠中イライラしてしまうことには原因があり、旦那と話し合い理解してもらえる、協力的な関係を作ることがベストかもしれません。